地域に密着した医療を心がけております。
H10年12月に故郷の西条市に開業しました。約20年間の勤務医の経験を基に子どもの頭のてっぺんから足の先まですべてトータルに診る医療を目指しています。風邪やおなかの病気は勿論、専門は小児神経ですが、低身長や甲状腺疾患などの内分泌疾患、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患、夜尿症などの患者さんも多く診察しております。子どものことなら何でも相談して欲しいと思っています。
来院される患者さんが納得し、満足して帰宅されることをモットーに頑張っています。
院長 高橋 貢
S54年3月 徳島大学医学部卒業
S54年4月 愛媛大学医学部小児科入局
S55年4月 同助手
S57年6月 市立宇和島病院小児科
S58年8月 県立新居浜病院小児科
H10年12月 高橋こどもクリニック 開院
S54年5月 医師免許
H2年11月 日本小児科学会認定医(H15年専門医)
H5年4月 日本小児神経学会認定医(H14年専門医)
H6年2月 学位(医学博士)取得
H9年10月 日本てんかん学会認定医(現在は認定医ではありません)
日本小児科学会
日本小児神経学会
日本てんかん学会
日本小児保健協会
H13年4月 県小児科医会理事
H16年4月 西条市医師会理事
家族は母親、私と妻と子ども3人です。現在は奥さんと二人暮らしです。
私は西条市氷見で生まれました。小学校入学前に西条市飯岡野口に引っ越し、以来飯岡小学校、東中学校、西条高校とずっと西条育ちです。不勉強がたたり大学入試に失敗し、広島で1年間の浪人生活を送りました。徳島大学医学部を卒業し、徳島に残るか愛媛に帰るか悩んでいましたが、1年上の先輩が『俺は徳島に残ったので、お前は愛媛に帰ったら』と言われました。徳島になじめなかったのと、両親の近くで勤務医として働くのが希望だったので、愛媛大学に入局しました。頭の先から足まで全身を診察できる、当時専門性があまり進んでいない小児科を選びました。親父からは『なんで内科じゃないんぞ』と言われました。小児科の中でも専門性もあり、私は初め代謝内分泌のグループに属しましたが、なじめず神経グループに入らせてもらいました。
市立宇和島病院、県立新居浜病院で一般診療と小児神経疾患とを勉強してきました。H4年に新居浜病院に救命救急センターができて、2日または3日に1回のオンコール(実際は私が部長でしたので、毎日オンコール状態)でした。ICUやHCUに呼吸器管理を要する患者さんも少なからず居て、通常の外来業務、病院当直、小児科オンコールと忙しく働きました。私は勤務医が希望でしたので,開業は全く考えておりませんでした。しかし、40歳も半ば近くなると少ししんどくなり、この状態が後20年以上続くかと思うと違う道も模索し始めました。子どもたちも中学生、小学中高学年にさしかかっておりましたので、一念発起故郷の西条市に開業を決意しました。医師会の強い反対がありましたが、なんとか45歳で開業できました。
開業は想像以上にしんどいものでした。『隣の芝生は青い』という通りでした。勤務医時代、『開業医は重症患者は病院に紹介し、軽い楽な患者さんのみ診療し、その上勤務医の何倍もの高給取りでうらやましい限り』だと思っていました。実態は想像以上にハードな仕事でした。当然ですが、私は開業以来26年間ほぼ無遅刻無欠席ですが、2022年5月コロナに罹患し休みました。丈夫な体に生んでくれた両親に感謝です。
妻は大洲の出身で、私が愛媛大学小児科で研修している時に小児病棟で知り合いました。非常にかわいい優しい子だったのですが、今では・・・・ 宇和島病院勤務時代に結婚し、一姫二太郎に恵まれました。
長男は現在神奈川県の国立相模原病院で小児科医、次男は県立新浜病院で小児科医として勤務しています。長女は松山で子育て奮闘中です。
昔からお酒は好きでしたが、開業当時は24時間診療していましたので、ほとんど飲みませんでした。5年くらいたってようやく10時頃から(夜です!!)飲むようになり、いまでは毎日8時(夜です!!!!)頃から飲んでいます。次に日に残らないように、太らないようにともっぱら焼酎にしております。
自宅の風呂にもサウナ(ミストですが)を作るくらい、昔から風呂が好きでした。ウオーキング、ゴルフの練習をして汗をかいたあとの温泉は最高です。特に近くの武丈の湯のサウナと水風呂は格別です。
10年前から、ほぼ毎朝1時間くらい歩いております。四季の移り変わりを肌で感じ24節気、72気候を考えた先人の感性に思いを馳せています。時間があるときは山歩きなどもしています。その後のサウナ、水風呂、ビール(発泡酒!!)、焼酎は最高です。生きていて良かった瞬間です。
最近歩きには物足りなくなり、少し走るようになりました。歩くのとは大違いで、しんどいですが、達成感は半端なくハマりました。幸いどこも痛くなく、月100キロくらいは走るようになりました。一念発起、愛媛マラソンに挑戦しました。果たして顛末は・・・暇なときに読んでいただければ幸いです(オムツとクスリとそして愛媛マラソン)。添付
ランニングコースで撮った写真をインスタにアップしていますので、これも暇な時に見て下さい。
ストレス発散と健康維持のために48歳でゴルフを始めました。ひたすら練習し、レッスンプロにも習いました。1年で100は切れましたが、その後なかなかスコアはでませんでした。時間に余裕がないので、年に4−5回のラウンドです。ゴルフ歴24年の間には左手親指の骨折、頸椎捻挫、右肩関節周囲炎、左肩関節周囲炎のため、練習を長く休んだ時期もありましたが、現在は中学生の部活のように木、土、日と行けるときは練習場に足繁く通っています。 10年くらい前ですが、ベストスコア(82)を出し、イケイケでしたが、最近は全く飛ばなくなりました。コースに行くより練習の方が好きです。打ち直しができるので。
今さらHP?開業以来何度かHP作りにトライしては挫折してきました。最大の理由はパソコンが得意でないということです。2番目の理由はあまりにもしょうもないページがたくさんあり、またネット上の名医が必ずしも実際は名医でないことも知っているからです。実際に患者さんを診察せずに、ネット上で答えを出す危険は相当に大きいと思っています。また、ネット上の知識は真贋を見分ける能力が無ければ非常に危ういものとなります。
しかし、考えが少し変わりました。良いページもたくさんあり、ネットをうまく利用すれば相当な知識を簡単に得ることができます。時代の流れでもあります。
このHPにも色々な情報を入れました。特にこどもの病気については当院で経験した症例を中心に載せさせてもらいました。これが、すべてではありません。何かの参考になればありがたいと思っております。
先日還暦を過ぎました。多くの方に祝って頂きました。これまでの人生の一応のまとめとしてhpを作ってみました。これからも頑張って更新しより良いページにして行きたいと思います。
先日還暦を過ぎたと思ったら、早くも古希もすぎ2025年は年男です。新しい事に挑戦することに億劫になってきていますが、まだまだ色々頑張っていきたいと思っています。
これまでに書いた(共著も含む)論文です。
1. Hepatic tyrosine aminotransferase in tyrosinemia type II
J.Inherit.Metab.Dis. 5:229-230,1982
2. チロジン血症II(Richner-Hanhart症候群)の臨床的および酵素学的研究
日本小児科学会雑誌、87:2163−2169,1983
3. 骨形成不全症の2家系-Scillenceの分類の有用性についてー
小児科臨床、39:3229-3233、1986
4. 神経筋疾患の骨格筋computed tomography(CT)-とくに骨格筋CTと組織
学的所見との比較-脳と発達、19:216-221、1987
5. 新生児眼窩蜂窩織炎の1例 眼科臨床医報、82:1711-1714、1988
6. A 12-Year-Old Boy with Reflex Exertion Syncope Due to Breath-Holding
The Japanese Journal of Psychiatry and Neurology 42:605-606,1988
7. 定型欠神発作の日内変動-特に発作波の持続時間についてー
日本小児科学会雑誌、92:1146-1151,1988
8. 小児慢性特発生血小板減少性紫斑病の1例
MEDICAL POSTGRADUATES、24:41-44、1986
9. 原発性免疫不全症候群患者に合併した多剤耐性ブドウ球菌感染症に対する
CMZ(Cefmetazole)の使用経験 Progress in Medicine、9:1712-1716,1989
10. 4ヶ月児における頸定の検討 小児保健研究、49:455-457,1990
11. 麻疹感染を契機に呼吸器感染が消失した高IgE症候群の1例 小児科臨床、
44:463-468、1991
12. 染色体異常(46X, del(15) q11. 1q12)に合併したMinor Epileptic Status
の1例 臨床脳波、33:376-378、1991
13. Duchenne型筋ジストロフィーの骨格筋MRI-特に軸断面、矢状断面の連続記録による検討- 脳と発達、23:39-43、1991
14. 点頭てんかんを来した一卵性双生児の女児例 小児科臨床、45:119-123,1992
15. 長期間観察できた低リン血症性ビタミンD抵抗性クル病の1例
小児科臨床、46:1583-2587,1993
16. 抗結核剤が走行した非定型型抗酸菌性リンパ節炎の1例 小児科臨床、46:2168-2172,1993
17. 心不全治療中にジギタリス中毒を起こし死亡したDuchhenne型筋ジストロフィーの1例 小児科臨床、1145-1150、1994
18. 重症心身障害者における骨萎縮性病変の評価-尿中hydroxyprolineおよびglycosaminoglycansの骨代謝の指標としての有用性についてー
愛媛医学、12:563-571、1993
19. 発達障害児の早期発見-4ヶ月健康診査および3歳健康診査の比較よりー
愛媛医学、13:217-222、1994
20. 難聴児の運動発達および言語発達の縦断的検討 小児保健研究、54:729-734、1995
21. 『聴こえ』に関する訴えで来院した小児の検討 愛媛医学、14:180-184、1995
22. Duchenne型筋ジストロフィーの遺伝相談の現状と課題-母親への聞き取り調査を通してー 日本小児科学会雑誌、98:2126-2132,1994
23. 風疹脳炎の1例 愛媛県立病院学会会誌、29:207-210,1993
24. 痙攣重積にリドカインが有効であった2例 愛媛県立病院学会会誌、29:211-216,1993
25. 良好な経過中に突然,意識障害、けいれん重積を呈した先天性副腎過形成の1例 小児科臨床、48:59-63,1995
26. 当院におけるてんかん患者の検討-国際分類(1989)による分類および生活状況についてー 愛媛医学、13:554-558、1994
27. リドカインの投与により洞徐脈を呈した単純ヘルペスの脳炎の1例 小児科臨床48:2202-2206,1995
28. ESTIMATING BONE CHANGE IN PATIENTS WITH SEVERE DISABILITY Developmental Medicine and Child Neurology、37:1085-1093、1995
29. 睡眠覚醒障害、中枢性思春期早発症および著明な低体温を呈した重症心身障害児の1例 小児科臨床、49:1163-1167,1996
30. 全身性エリテマトーデスを発症したNoonan症候群の1症例 小児科臨床、49:1859-1863,1996
31. 後腹膜のmalignannt paraganliomaを合併した結節性硬化症の1例 愛媛医学、15:502-505,1996
32. MRI上著明な被殻病変を呈した低酸素性虚血性脳症と思われる乳児例 小児科臨床、50:283-388,1997
33. 一般小児と低身長児の慎重に対する意識調査 愛媛医学、16:164-168,1997
34. 臨床的Reye症候群を呈した高ナトリウム血症に伴うミオグロビン尿症の1例 小児科臨床、50:2397-2402、1997
35. 低酸素性虚血性脳症の乳幼児3例のMRI所見について 小児科臨床、1084-1090、1998
36. Whiplash shaken infant syndrome の1例 小児科臨床、51:1117-1122,1998
37. 低酸素性虚血性脳症(Hypoxic-ischemicencephalopathy)の小児5例の検討 愛媛医学、17:118-124,1998
38. γ-グロブリン大量療法が著効を示したギラン・バレー症候群の1例 愛媛医学 17:253-357,1998
39. 小児急性および慢性特発性血小板減少性紫斑病に対するセファランチンの使用経験 小児科臨床、2142-2146、1998
40. 小児の結核と抗結核剤予防内服の臨床的検討 愛媛医学、17:393-398,1998
41. 脳波上持続性び漫性高振幅速波を示したBand heterotopiaの1女児例 52:95-99,1999
42. 髄膜炎後水頭症におけるシャント手術施行時期に関する検討 小児科臨床、53:97-103、2000
43. 皮膚疾患に関連した小児骨関節感染症の臨床的検討 小児科臨床、53:1489-1492,2000
44. 小児の診察協力に関する検討 チャイルドヘルス、3:44-46,2000
45. PHSを用いたが依頼待ちについて チャイルドヘルス、3:1003-73,2000
46. 平成14・15年に愛媛県で流行した麻疹について
2) Measles Vaccine Failure(MVF)について 愛媛県小児科医会会報、45:13-17,2003
47. Measles Vaccine Failureについて 小児科臨床、57:1175-1182,2004
48. 小児科外来に対する母親のニーズ 外来小児科、7:165-167,2004
49. 定期健診の記念にプリクラをとりませんか? 外来小児科、9:368-370、2006
50. 東予東部の小児救急システムを考える
その1 医療者側からー細菌性髄膜炎が診断治療されるまでの経過-
愛媛県小児科医会報、61:2-7、2011
51. 東予東部の小児救急システムを考える
その2 患者さん側からー小児救急に対するアンケート調査を通じてー
愛媛県小児科医会報、61:8-11、2011
52. 細菌性髄膜炎が診断・治療されるまでの経過 外来小児科、15:18-24,2012
53. 細菌性髄膜炎症例が診断・治療されるまでの経過 日本小児科医会会報、44:144-148、2012
54.一般小児科外来におけるてんかん診療について 外来小児科、18:216−220、2015
55.小児在宅医療ー開業医のかかわりー 愛媛県小児科医会報、70:30-34、2018
56.3種類のインフルエンザ迅速診断キットの陽性判定時間の検討 医学と薬学、75:1589-1595、2018
57.愛媛県西条市における中学生に対するヘリコバクター・ピロリ検診の現状と課題 愛媛県小児科医会雑誌、3:13-16、2022
58.西条祭りと感染症―新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザー 愛媛県小児科医会雑誌、5:3-10、2024